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2007.12.03

アニメーター・逢坂浩司展 追悼展示会

2007年9月24日に亡くなられた、ボンズ取締役でアニメーターの逢坂浩司さんの原画展(杉並アニメーションミュージアム)に行ってきました。行ったのは12月2日のトークショーが実施される日です。
事前申込制だったので、申込の開始時刻は大変緊張いたしました。電話がつながらず、合わせ技のメールに託すことに。しばらくして電話確認したところ、無事に席を確保できたとのことで、観覧できることになりました。
整理券

杉並会館入り口の看板西荻窪駅から歩いて15分か20分かとゆーところにある、杉並会館の3Fが【杉並アニメーションミュージアム】...です。

展示会場には10時半ごろ入ったのですが、20人いや30人ぐらい?すでにいらっしゃってます。
スペースは少しですが、濃厚な空間。評論家の氷川氏による解説パネルには、『妖奇士』でマスラオさん登場の話に言及されていました。

過去の作品は、私が逢坂さんを意識する前のものもあり、そうかーこれも描いておられたのですねーとか、このイラストがそうだったのかーというものもわかりました。
展示内容は、トークイベントでボンズの南さんがおっしゃっておられましたが、鉛筆によるラフと原画を中心に見てもらいたいということで、それが中心でした。
キャラ設定用のものもそうですが、版権イラストもラフから仕上げ前のものまで。ざくざくした線のラフ、整理されたトレース線が並べて展示されていて、もちろん仕上げ後着色の終わったものも。そのへんもかなりいい展示の仕方でした。
特に版権ものだと、展示に際しての許可がやっぱり大変だったようで、それを乗り越えて手配してくださった皆様に感謝したいです。

『ヒヲウ戦記』の設定資料画とか、DVDおまけ映像の原画とか、もう、見ててうれしいのですが、うっと鼻の奥がツーンときたり…。
さらに『COWBOY BEBOP』の版権イラスト。ああ、そうそう、AX買ってすっごく気に入ったやつなんだよなーと思うものから、『天国の扉』の修正原画に、おおおおおおっ!モップアクションシーンではございませぬかっ。あのアクションと、アクションの中でくるくる変わるスパイクの顔とか!ああああ、あれ、あれもー!!

展示会チラシ展示の中には、ゆかりの人々からのメッセージが掲示されています。ももも、これもまた、うっ、となるものばかりで…。
やはり、逢坂さんの存在ってぱっとおみかけしただけの私が想像する通り…いや、それ以上に素敵な人だったんだなあて。

14時からトークイベント。
南さん司会…というよりは、まあとりまとめ役な感じで、他、アニメアール関係者6名含む計7名で、思い出話。
およそ1時間のトークの後、『ビスマルク』『レイズナー』のそれぞれ最終回鑑賞の、計2時間余りというイベントでした。

トークショーは、とりあえず7名の、逢坂さんとの関わりなどを順番に。
なかなか、話の内容が内容なだけに、ちょっと固さというか空気が沈みがち。多分、もっとフランクに話せるにはイベントの時間的長さもさることながら、時期的なものもあるかもしれないですね。あのイベントが終わって2次会あたりがあるとすれば、そこから色々出てくるかもなーという感じです。

そんな中でも、逢坂さんエピソードが出てきますが、それぞれの自分の仕事の話がらみが強く、
「聞いてると、おーさかしの話じゃなくて、自分の話やね」
なんてことばかり(笑)。
たいていみんな仕事でひーひー言ってるのに、おーさかしは山のような仕事をかかえつつ、人の手伝いができていた、という話なんですけど、その「ひーひー言ってる話」がメインっぽく聞こえてしまうんですな。

あと、逢坂さんを呼ぶのに「おーさかし」を使っていることに関連して、南さんが
「雑誌取材とかで、俺が『おーさかし』て言っちゃうんだけど、それを耳で聞く事情をしらない記者が、記事で漢字変換しちゃう(逢坂氏)んだよなー。えらくかしこまってるって思われるけど、違うんだよ。おれは『おーさかし』と言ってるつもりなんだよ」
なんて話をされてました。

名前に関しては、エロアニメの原画や、ヘルプ(個人的つながりで…)で入った作品原画のクレジットでは、別名を使うって話も。(どの作品がどの名前で出てるかは、『アニメージュ』2007年12月号に追悼特集があり、作品一覧が掲載されていますのでそこでみてみてください)

ほか、ダジャレ(頭に「しょーもない」がつく?)が好きだとか、ちょっとしたらくがきすら丁寧だとか。

そして、何より、どんなに忙しくなっても、ハイレベルな成果物を出し続けることができる人だったということも。

あらためて、喪ったものの大きさを感じる場内でした。

特製ポストカード
展示会場では、来場者による追悼メッセージも受け付けていて、書いた人には特製ポストカードがもらえます。それが上。ヒヲウの線画コラージュにサイン。
いやー、才谷さんを描いたんですが、練習していけばよかった(落涙)。す、すみませんっ逢坂さん!100本トレースですか?!

展示会は2007年12月9日まで。
10:00から18:00(入館は17:30まで。最終日は15:00まで)
まだ間に合う人は、ぜひとも会場へ!

#それにしても、上映前に出られるかと思ったけど、有無を言わさぬ空気で出られず…。こ、腰が痛くて拷問のようでした…。ああ、こんな体になった自分がにくい(涙)

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【アクロイアへようこそ・逢坂浩司さん追悼展示会&トークライブに参加しました】

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コメント

あさりさま、こんにちは。お邪魔させていただいてます。
レポ、ありがとうございます。会場の雰囲気とか感じることができて、本当に感謝です(甲斐性なしな自分が憎い…)
読んでいて色んな事思い出したりして…涙。
逢坂さんの「山のような仕事をかかえつつ、人の手伝いができていた」という話が「ひーひー(の部分)」も含めて印象的でした。
南さんの『おーさかし』のお話も、そうだったんだーって感じです。
素敵なレポ、本当にありがとうございました。

投稿 show | 2007.12.07 15:27

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